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高度人材育成事業

OpenMX合宿セミナー: 基礎と実践 2023年12月開講 (MP-CoMS 2023)

合宿セミナー概要

密度汎関数理論に基づく第一原理計算の基礎と実践に関して、対面(東京大学物性研究所)にて、講義及び議論を行います。実践編では物性研究所が中心となって開発を進める OpenMX を用いて、基本的な構造最適化やバンド計算を学んだ後に、バンドアンフォールディング法、 ワニエ関数、内殻励起計算、磁気的相互作用定数などの応用計算を体験して頂きます。第一原理電子状態計算に関心があり、これから計算を行ってみたいと 思われている学生や研究者、すでにOpenMXを使用しているが、より進んだ使用方法を学びたい方、計算手法自体に興味があり、より深く学んでみたい方などが対象者となります。各受講者のレベルに応じて、第一原理電子状態計算を一歩高いレベルで体得できる良い機会です。奮ってご参加頂ければ、幸いに存じます。

スケジュール

12月 19日(火)9:20-17:00
12月 20日(水)9:20-17:00

講師

尾崎泰助 (東京大学物性研究所)
福田将大 (東京大学物性研究所)

定員

対面での実施となるため、定員を15名と致します。
受講希望者多数の場合にはご提出頂いた参加理由書に基づき選抜させて頂きます。

実習に関して

OpenMXの実行は物性研究所に設置されているクラスタ計算機を用いて、実施します。参加者はssh公開鍵を送付して下さい (to: masahiro.fukuda@issp.u-tokyo.ac.jp )。LinuxやWSLの使用方法に関して講義は行いませんので、各自で自習をお願い致します。 合宿セミナー中の質問にはもちろん応じます。

プログラム

12月 19日(火)
09:20-10:35 密度汎関数理論に基づく第一原理計算
10:50-12:00 局在基底関数と擬ポテンシャル法
13:00-15:35 SCF計算と(圧力下)での構造最適化
15:50-17:00 Nudged Elastic Band法による反応経路の計算
12月 20日(水)
09:20-10:35 バンドアンフォールディング法
10:50-12:00 内殻電子の束縛エネルギーの計算
13:00-14:10 電子誘電関数の計算
14:25-15:35 磁気的相互作用定数の計算
15:50-17:00 ワニエ関数の計算

受講対象および費用

■受講対象:
1)本プログラム「高度人材育成事業」にご入会の企業(=連携機関)の方
※「高度人材育成事業」のお申込みに関する詳細については、こちらをご参照ください。
2)学部学生、修士・博士課程学生、大学・国立研究機関等に所属する研究者等
■費用:
1)企業(営利団体)にご所属の方:受講者1名あたり100,000円(消費税別途)
※「高度人材育成事業」の参加費として申し受けます。
2)大学、国立研究機関等(非営利団体)にご所属の方:無料

受講にあたり必要な知識

学部4年生程度の量子力学及び固体物理学の知識

受講に際しての諸注意

・企業にご所属の方は、まずは「高度人材育成事業」へ入会お申込みの上、受講をお申し込みください。
・原則、全回参加が望ましいが、部分的な受講も可。
・講義資料は参加申込者のみに配布。チャットツールSlackにて質問を受け付けます。

受講申込期限

2023年12月4日(月)正午

事前申込制。

お申込方法

大学、国研等にご所属の方はオレンジのボタンより、連携機関としてお申込み済みの企業の方は黄緑のボタンよりそれぞれお申込みください。
参加理由書 (1ページ)の添付をお願い致します。
受講希望者多数の場合にはご提出頂いた参加理由書に基づき選抜させて頂きますので、ご了承下さい。締め切り後に速やかに受講の可否をご連絡致します。

 

 

主催

主催:東京大学物性研究所 計算物質科学高度人材育成・産学マッチングプログラム(MP-CoMS)
後援:高度情報科学技術研究機構